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あなたはここ最近、毎日のように微熱や寒気が続いていることはありませんか?
最初は風邪を引いたのかなと思ったかもしれませんが、熱は高くなることも下がることもなく、ただ微熱が続くような状況です。

こんな症状が続いてしまうと倦怠感もありますし、学校に行っても授業に集中することが難しくなってしまいますよね。
でも実は、こうした微熱が続いている中学生・高校生は多いんです。

 

そしてそれは、もしかすると起立性調節障害という病気が原因かもしれません。

微熱・頭痛が続く…病院に行っても良くならない!?

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高校3年生の女の子は朝がだるく、頭痛もありなかなか起き上がることができません。

顔のほてりがあり状態が続き、熱を測ってみると37度台を行ったり来たりしていてほてりと微熱が続く状態です。
体が熱い状態なので、どうしても寝汗をいっぱいかいてしまい、朝はぐったりしてしまいます。

 

無理して学校に行っても、だるくて友達と話していても楽しくないですし、時々急に寒気がして、熱が上がっているような感じがすることがあります。

親も病気なのではないかと心配になっているようで、一度病院に行きました。
そうすると、様子を見ましょうと言われ、頭痛薬を処方されました。

 

自分としては熱の方が気になったのですが、先生は頭痛に問題があると思ったようで頭痛薬が処方されました。
血液検査もしてもらったのですが、数値的には何の問題もなく、むしろ健康体ですねと言われました。

このような診断がされても、微熱はいっこうに良くならないですし、頭痛薬を飲んでも状態は何も変わりません。
無理矢理夜も早く寝ようとするのですが、寝付けなくて、ごろごろしてしまいます。

 

そうするとお腹がすいてきて、真夜中にパンなどをいくつも食べてしまいます。
結果として、最近は太ってきてしまい、なんとかこの状況を改善したいと思っています。

暑い、寒いをくり返してしまう中学生女子

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中学3年生の女の子ですが、体温調節がうまくいかず、いつも暑くなったり寒くなったりを繰り返してしまいます。

特に午前中にその症状がひどく、学校に行けないこともあります。
ときには、20分とか30分くらいの間隔で、急に汗をかき始めたり、頭が熱くなってのぼせたりします。

 

そうかと思うと、すぐ寒気がして、震えてしまうこともあります。
一度学校でこの状態になったので、すぐに保健室に行って熱を測ったのですが、熱は36度台の後半で、保健室の先生にこれなら大丈夫だから教室に戻りなさいと言われました。

この状態を説明しても、よくあることよ、と言われてしまい、わかってもらえないものなのかなと少し残念に感じました。

 

友達も、急に汗をかいたり寒がったりすることを心配してくれるのですが、どうしたらよいかわからないようで困った様子をすることがあります。

そんなことを見ていると申し訳なくなりますし、これ以上心配をかけないためにも、なんとか微熱を下げたいと思います。

 

担任の先生や親はこの状況が大変なことをよくわかってくれているので、助かるのですが、いったいどんな原因で微熱が続いてしまうのか知りたいと思います。

微熱が続く原因…起立性調節障害かも

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微熱が続くという症状はいろいろな原因を考えることができますが、女性であれば生理の周期などで体温が高くなることがあります。

排卵から生理が来るまでの二週間は体温が比較的高くなり、微熱の状態になります。
さらに、肺結核なども、倦怠感や微熱が続く、または寝汗を大量にかくといった症状が出ますが、その期間は2週間程度です。

 

また、心因性発熱というものがあり、これは血液検査などでも発見することができないような病気で、解熱剤も効かないと言われています。

心療内科で診断されるものですが、この病気を治すには脳の交感神経と筋肉に命令して体温を上げる反応を正常に戻してあげる必要がありますので、完治までには時間がかかります。

この病気の場合に有効な薬というのは抗うつ剤や安定剤、また睡眠薬などです。

 

しかし、もしあなたが、毎日続く微熱や寒気だけではなく、動悸や息切れしたり、午前中の食欲不振などの症状があったりするなら、起立性調節障害を最初に疑った方が良いでしょう。

特に以下のような症状にも心当たりがあるのであれば、なおさらです。

起立性調節障害の症状2

…と言われても、パッとしませんよね。
あんまり有名な症状ではありませんから。

 

ただあまり知られていない分、ちゃんと対策をするとすぐに良くなる可能性も高いです。
起立性調節障害の詳しい話は以下にまとめていますので、良ければ読んでみてください。

⇒微熱が続く「起立性調節障害」の詳細はこちら