32fcf2c6be2cd08af8063377be8d6d19_s

起立性調節障害になると、どうしても気になってしまうのが、学校の出席日数です。
午前中は特に元気が出ないこの病気は、よく遅刻をしたり、学校にいけない日も出てくると思います。

そうなると、やっぱり進学できなくて留年してしまったり、高校や大学の受験資格をもらえなかったりしてしまうかもしれません。
そうすると人生に大きく影響してしまいそうで…とっても不安になりますよね。

これは、重症の起立性調節障害の方なら、よく聞くお悩みです。

 

そこでこの記事では、実際に起立性調節障害のお子さんは出席日数が足りなくなったときどうしたのか、また出席日数が足りなくなるのを防ぐ裏ワザがあるのかなどをご紹介します。
今、学校の出席日数が足りない・もしくは今後不安な場合には、ぜひ参考にしてください。

学校にいけない!でも、出席日数を少しでも増やす方法は?

はじめまして。
起立性調節障害の中学生2年生です。

まずは、親と一緒でもいいから、保健室まで行ってみましょう。とりあえず、出席になると思います。遅刻はなるべくしないように、皆の登校と一緒に保健室に行きましょう。朝は体調が悪いと思うので、保健室でいいです。そして、その後大丈夫そうだったら、教室に行ってみましょう。ダメだと思ったら保健室に帰ってきて全然OKです。大事なのは、無理をしないこと。

保健室でもいいからなるべく毎日学校に行き、テストの日は必ず行って、テストを受ける。提出課題は家でいいからやってちゃんと出す。これをすればどこかしら行ける高校はあると思います。

http://urx.blue/tZO1

 

起立性調節障害と診断された中3男子です。
僕の場合は、受験にちゃんと受けられるように放課後に学校に行っています。
放課後に学校に行くだけで出席日数も取ることができます。また、わからないところを聞いて、今は普通の人と同じ頻度で勉強をしています。

http://urx.blue/tZO7

 

私は中1のときに重度の起立性調節障害になりました。
3年間で欠席は200遅刻早退400ほどでした。
遅刻して行って早退するとかもしょっちゅうだったのでこんな数字です。

遅刻早退は内申書には乗らないので一時間だけ行って帰ったり、先生に話して少し調子の良くなる夜に顔出しに行ったりしてました。
それでもこの欠席日数です。

もちろん、受験も審議対象。ですが、欠席の理由を書く紙をもらうことができます。
それを書けば、欠席日数で落とされることはないです。

http://urx.blue/tZOd

 

私も起立性調節障害と2学期になって診断されました。
全日制の私学の高校に通っています。

私は診断書を提出し、担任と話し合った結果、遅刻してもわかってもらっています。
私は1学期に色々あって、今現在残りの可能な欠席日数が10日しかなくて、休めないので、毎日遅刻してでも行っています。

6時間すべて受けるのは無理なので、単位数を考えながら保健室で休んだりしています。
私はそうやって何とか留年せずに行けるように頑張っています。

http://urx.blue/tZOD

 

私立に通ってる高1です。
私も起立性調節障害で欠席日数や遅刻早退がやばかったです…。
100とかそんなもんじゃなかった…。

しかし、私は受かりましたよ‼

学校側と相談して、夜でもちょっと顔出せば遅刻にしてもらい、五時間目だけ行って帰ってくる。などどうにかして「欠席」を減らしました。
おかげさまで遅刻早退の日数は凄まじいことに笑

ただ、同じ病気の友達は通信制です。
その子も、こうして良かったと言っています。

http://urx.blue/tZPl

 

息子が起立性ですが、お昼からでも行って出席日数を稼ぎました。さすがに、2時過ぎまで起きられなかった日は欠席しました。欠席、遅刻が多かったですが公立の全日制に進学しました。

高校は教科ごとの単位が足らないと進級できません。
一時間目しかない教科だとあっという間に単位オーバーになります。
息子は、単位が危なくなるとその教科の日は徹夜して出席してなんとかクリアしました。高校では、診断書があると配慮がありました(限度はあります)3年間親子で頑張って何とか卒業、今は大学生です。

http://urx.blue/tZPA

つまり、起立性調節障害でも留年しない方法は…

d84ac807d681207115f0820228fa2396_s

以上をまとめると、

  • 県や学校によっては昼からでも5時間目だけでも夜だけでも学校に行けば欠席扱いにはならないので、まずは学校に確認してみる
  • 学校によっては、起立性調節障害の診断書が認められる場合がある
  • 1時間でも保健室でも良いから学校に行って、とにかく欠席の日数は減らすようにする

ということが、欠席扱いにならないコツみたいです。

ちなみにこの体験談を集めている途中で多く見かけたのが、結局出席日数が足りなくなったけど、留年するんじゃなくて通信制に転校したり一度退学して高卒認定を取って、普通に大学生になったり就職したりしている人も多かったです。
つまり何が言いたいのかというと、あまり(出席日数が足りないと、人生が終わる…)とは思わないで欲しいということです。

 

…そう思うのは、なかなか難しいことですけどね。
でも私が知る限り、起立性調節障害のお子さんは本当は頑張り屋さんだったり、テストの成績が昔は悪くなかった子も多いです。

そして起立性調節障害は一般的には年齢とともにマシになっていきますから、本人のやる気次第でいつでも挽回できると私は思っています。
とりあえず今はこのことを頭の隅に置きつつ、できるだけ欠席ではなく遅刻に持っていくようにしましょう!

通信制の体験談も読んでみてはいかがでしょう?

ちなみにですが、起立性調節障害の方の多くが通信制高校に転校しています。
通信制と聞くと「大丈夫なの?」と思われるかもしれませんが、普通に高校卒業資格も取れますし、就職だってできます。

以下の記事では起立性調節障害で通信制高校に通っている方の体験談や、通信制高校の特徴・学費などをご紹介しています。
ぜひ、読んでみてください。

⇒起立性調節障害で通信制高校ってどんな感じ?体験談はこちら