不登校になってしまう原因にはいろいろなものがありますが、よくある原因はゲームやアニメを夜遅くまでしてしまうというものです。
子供が、夜な夜なテレビ画面に向かってゲームをしたり、アニメを見て楽しそうにしたりしているのを見ると、これでいいのだろうか、このままで大丈夫なんだろうかと感じることがあるかもしれません。
ゲームをすることやアニメを見ること自体は悪いことではないですが、それが原因で学校に行けなくなるというのはいけないことだと思うでしょう。
こういったケースは意外と多くあります。
深夜、アニメを見過ぎて不登校に…
ある中学2年生の息子を持つ親は、子供がアニメをひたすら見ながら週末などに引きこもるのを許してきました。
週中は学校と塾で忙しいので、週末くらいは好きなことをさせてもいいだろうと思い、子供が自分の部屋でアニメをずっと見ているのを許していたのです。
ただ、春あたりから、月曜日の朝に起きられなくなり、学校に遅刻し、その後だんだんと午後あたりに起きて、学校を休むようになってしまいました。
昼過ぎまで寝ているのですが、夜には元気になり、ずっとアニメを見続けています。
最初は、いつか学校に行くようになるだろうと思っていたのですが、欠席することがだんだん続き、長引いてくるとこのまま不登校が続いてしまうのではないか、留年してしまうのではないかと心配になってしまいます。
子供に、学校に行かないとだめだよと話しても、わかっているけど体がだるくて朝起きられないというのです。
親としては、深夜までアニメを見ていれば、睡眠時間が不足して朝にだるく感じたりするのは普通だと思うのですが、息子は関係ないと言います。
ゲームが原因で、朝起きれない高校生?
高校2年生の息子がいる方は、子供が高校1年生の9月から10月に学校に行かなくなり、11月と12月には数日だけ学校に行くことができましたが、3学期にはほぼ学校に行くことができていない状況に悩んでいます。
息子さんは家にいるときはベッドに横になっているかゲームをしているかのどちらかです。
しかも、ゲームをし始めると4時間から5時間はパソコンの前から一歩も動きません。
夜などは、夕飯を18時頃に食べて、1時や2時過ぎまでぶっ続けでゲームをすることもあります。
そうすると、次の日は学校に行く時間になっても起きてこず、10時や11時頃まで寝ています。
無理矢理起こそうとしても、ベッドの上に上体を起こすのですが、頭が痛くて立ち上がれないと言ったり、目の前がくらくらすると言ったりします。
明け方までゲームをしていたらそうなってしまうのは当たり前だと思うのですが、子供としては調子が悪いと言って、また横になり寝続けてしまうのです。
そんなことをしていてはしょうがないと思って、元気を出してもらうために栄養ドリンクなどを朝に飲ませたりもしたのですが全く効果なしです。
特に午前中は調子が悪いようで、すぐに疲れた、疲れたと言っています。
学校に何日か行けていた頃は、授業にもあまりついて行けなかったようで、成績は下の方でしたが、友達とは楽しく遊んだりしていました。
不登校で朝起きれない原因は、起立性調節障害という病気かも
親としては、子供たちが不登校なのは、夜にアニメを見過ぎたり、ゲームをし過ぎたりしているからだと考えてしまうかもしれませんが、実は病気が関係しているとも考えられます。
起立性調節障害という病気があり、これは血圧が下がって、脳に十分な血が流れなかったり、全身への血行が維持されなかったりする病気です。
この病気になってしまうと、血液によって体全体に酸素や栄養が十分に運ばれなくなってしまうので、すぐに疲れたり、疲労から回復するのに時間がかかったりします。
特に朝に体調が悪くなり、倦怠感、頭痛やめまいといった症状が現れます。
そして、夕方から夜にかけて体調が良くなるのです。
特に以下のどれかの症状がみられる場合は、起立性調節障害の可能性が高いです。
ただ、残念なことに起立性調節障害を完全に治す方法は無いんですよね…。
ですから、今より少しだけ楽になる方法をご紹介したいと思います。
私も昔は娘をただのサボリだと思っていましたが、起立性調節障害だとわかって以下の方法をゆっくりと試してみると、少しずつ表情が明るくなって自分から学校に行ってくれる日も増えました。
なので、もし起立性調節障害の疑いがある場合には、以下の記事を読んでみてください。