私は朝起きられない人です。
理由はちゃんとあります。

小学生の時から朝礼で立っていられず他人から見てもわかるくらいに顔色も悪くなるため親に病院へ連ていかれました。
お医者さんが言うには起立性自律神経失調症と言うそうで立ったり座ったりや寝起きするときなどに血圧が下がりすぎたり、自律神経が乱れて上手く脳や神経のスイッチが調節できなくなるというものだそうです。
対応としては生活のリズムをきちんと作り無理して立ったりしないように学校にも話すよう言われました。

当時は小学校に通うことできちんとした生活リズムができ早寝早起きをきちんとしていましたので時々しんどくなる程度ですみましたが高校生のときに大きな変化がありました。
段々食欲が落ちていき朝も昼も夜もだるさが抜けず学校も休みがちになりました。
明らかにおかしかったので病院へ行くと自律神経のことはもちろん体の変化もあって一気に悪くなったとのことで血圧を安定(上げる)薬を処方されました。

体が大人になりきって無理せずきちんと生活すればましになると言われ頑張った結果ちゃんと学校に行けるまでに回復しましたが、大人になっても自律神経の弱さは変わらずに残ってしまいました。
そのせいで朝起きにくい体になってしまいました。
就職を考える年齢になったときは立ち仕事やフルタイムの業務はできないと悟り時間調節が効くパートになりました。

でも体が弱いのは変わりませんでした。
数年仕事を続けられましたがある時出勤前に倒れてしまいました。
その時は脳にも心臓にも異常はないとお医者さんに言われたので大事はありませんでしたが少し立ってパートを辞めることにしました。
パートをしていたときも生活には気をつけて薬も服薬していましたが、朝起きるのがなかなか大変で朝はその日のリズムを作るのに大事だったのでがんばっていたのですが続けきることができませんでした。
現在は在宅ワークで体の調子を見ながら働いています。

在宅ワークとはいえ生活リズムが悪いとまたしんどくなるので早寝早起きをなんとか心がけています。
朝は自律神経からくるスイッチの切替の悪さがネックになるので大変です。
在宅ワークになって家で過ごすことになってからは色々とやり方を研究して生活リズムを作るようにしています。

朝はまず起きてすぐ体を起こしてもしんどくなるのでまず布団の中で顔をマッサージします。
その後体がしんどくなければ寝たまま体を動かしたりゴロゴロします。
自律神経がパチッと切り替えることが難しいのであえてゆっくり切り替えられるようにしています。

そして体が起こせそうになったら起こします。
このときすぐに立ち上がったりはしません。
余計にフラフラするので状態を起こしたまま伸びをしてみたり軽いストレッチをしてみます。
頭がフラフラせずだるさがマシになったらようやく立ちます。
もちろんゆっくり立ちます。
立ってまずするのは朝日を浴びるためカーテンを開けに行きます。

お医者さんからも再三言われましたが陽の光の時間と体の時間を合わせるのが自律神経には良いとのことなのでずっと続けています。
曇りや雨のときにはとにかく電気をつけて明るくするようにしています。
そして朝食の前に熱すぎない程度の白湯を飲んでから朝ごはんを食べます。
食欲がないことが多いので無理に朝食を食べても胃に負担がかからないように先に胃を温めることにしています。
朝はきっちり起きるためにあえてゆっくりダラダラとでもルーティンはしっかりとを心がけるようにしています。

朝起きるために朝だけ頑張るわけではありません。
夜はできるだけ早く寝るようにしています。
ここでもまた自律神経からくるスイッチの切替の悪さがでます。

眠りにくいのを何とかするためできるだけスマホなどの液晶画面を見ないよう布団の中では見ないようにします。
目に入る光がスマホなどの液晶画面は特に多いので眠りを阻害されます。
それでも眠れないときはあきらめます。

ただし何もせず布団には入ります。
眠れないと思いすぎてカッとなり余計に眠れなくなるのでつまんないなと思いながら布団に入ります。
眠りは浅く感じてもまったく眠れずにしかも起きづらいというのを避けるためにもそうしています。

だいぶ細かくいろいろしていますがどうしても起きれないこともあり辛い日もあったりします。
女性として生理もやってくるのでそのときは特に朝が辛いです。
でも健康な人でも自律神経の乱れは体に堪えますし誰にでもしんどくなるリスクはあるため個人差があり自律神経系の辛さは理解してもらえないことも多いです。

もちろんわかってほしいですし朝起きれないことが決して怠けたことからくるものではないので理解が広まって欲しいです。
朝起きれないだけで学校のことも仕事のことも満足にできないのは悲しいです。
好きなことでもしんどくなるので辛いです。
だからといって何もしないのは嫌だと思い、怠けてないからこそ生活リズムを作って朝起きれるように努力しているつもりです。