朝なかなか起きられない悩みを抱えている人はたくさんいますが、どうしても目覚ましの音が聞こえないとか、消した記憶が全くないという状況は少し問題かも知れません。
特に、そういった状況が毎日続いてしまうなら何かの病気かもしれないと考えてみても良いでしょう。
このように寝起きの記憶がないという症状を抱えている人は意外に多くいます。
目覚ましでは起きれない、アラームも聞こえない…
ある、中学3年生の男の子は、どうしたって朝は一人で起きられないという問題を抱えています。
目覚ましを何個セットしても、どうしても起きることができないのです。
親が何度も体を揺すって起こしてくれてやっと、目が覚めますが、その後は30分くらいごろごろしないと、体を起こすことができません。
夜には次の日にきちんと起きようと思って、目覚ましの時間を少しずつずらしてセットしておくのですが、朝になると、どうしてもアラームが聞こえないですし、気づかないのです。
そして、親が最初に何度か起こしてくれていることの記憶もないのです。
こういった状態がもう2週間ほど続いています。
ここまで、起きられなくなってしまうと、自分は何か変なのかなと心配になってしまいますし、そのうち、学校も遅刻してしまいそうで怖くなってしまいます。
高校生になったら寮に入って生活したいと考えているので、なんとか一人で朝起きられるようになりたいと思っています。
そのためにも、どうして朝起きられないのかという原因を知りたいと考えています。
アラーム4台でも気づかない…
高校一年生の女の子は急に朝起きられなくなったと言います。
今思えば徐々に起きづらくはなっていたようですが、ある日を境にぱったりアラームで目が覚めることがなくなってしまったのです。
なんとか、アラームで起きようと思って4台もセットしておくのですがどうしても気づかないのです。
家の中にある目覚まし時計を探してきたり、今使っているスマホと昔使っていた携帯を取り出してきてセットしています。
しかも、6時半頃から8時まで30分おきにアラームが一台ずつ鳴るようにしているのですが、どうしても起きることができません。
家族などは、それが毎日続くと、うるさいと言ってきたり、近所迷惑になるからどうにかしてと言ってきたりします。
自分でもそうだよなとは思うのですが、きちんと朝から授業に出るためにできることをしっかりしていかないといけないと思って、アラーム4台をセットすることをやめられません。
あるときなどは、全くアラームに気づかない状態で、目が覚めたら12時でした。
アラームが鳴っていたことを覚えていませんし、自分が止めたことも記憶にありません。
このときは幸い日曜日で学校がなかったので良かったですし、まだ学生なので、そこまで周りに迷惑をかけてはいないと思うのですが、社会人になって就職したときのことを考えると心配になってしまいます。
毎日起きられないのは、こんな病気が…?
・もしかしたらこの病気かも
考えられる病気としては、うつ病があるかもしれません。
うつ病の場合は目覚ましなどをかけていて起きようと思っていた時間でも起きることができなかったり、起きても体がフラフラしてめまいを覚えたりすることがあります。
また、寝起きだけではなく寝付きが悪いときなどは不安障害と言うことも考えられます。
不安障害はうつ病と症状が似ていますが、うつ病のようにすべてのことが面倒くさくなるということはありません。
うつ病になってしまうと手を伸ばしてものをとることさえもおっくうに感じてしまいますが、不安障害はそのようなことはなく、どちらかというと物事を悪くしか考えられなくなったり、起きていないことが心配でしょうがなくなるといったりすることです。
しかし、うつ病も不安障害も精神的な部分の病気となりますが、目覚ましの音が聞こえないという症状以外に、午前中の間、顔色が悪かったり、乗り物酔いのような状態が続いたりするなら、副交感神経が関係する起立性調節障害と言う病気かもしれません。
他にも、起立性調節障害には以下のような症状もあります。
そして起立性調節障害はうつ病などとは違って意外と簡単に対策できるので、まずは起立性調節障害を疑ってみるのが良いと思います。
詳しくは以下の記事をお読みください。