起立性調節障害は多くの場合、小学生・中学生・高校生に多い病気です。
でも実は、「大人になっても起立性調節障害が治らない」こともあれば、「大人になってから起立性調節障害になった」人もいます。
なので、「もうすぐ成人だけど、起立性調節障害はいつ治るんだろう…」と思っている場合、そのまま大人になっても治らない可能性もあるわけです。
この記事では、
- どれくらいの大人が、起立性調節障害で悩んでいるのか
- 大人の起立性調節障害の症状、治療
などをご紹介します。
起立性調節障害が大人になっても完治しない人は、こんなにいる!
子供が起立性調節障害になってしまった場合、大人になっても同じような症状が続くのか心配になることがあります。
特に、中高生になって症状が重くなってしまうと何とかして治りたいと強く思います。
色々と起立性調節障害の治療を行ってみても中高生の間症状が良くならないという事も珍しくなく治らないケースも多いです。
ある調査によると起立性調節障害で大人になった後症状があまり良くならなかったという人が男性で約2割、女性だと約5割もいたのです。
つまり、女性の場合は、半分は大人になって治りましたが、半分は大人になっても起立性調節障害の症状が続いたということになります。
起立性調節障害が治らなかったという人の中には、全く同じ症状というわけではなく以前に比べるとかなり緩和されたケースも多いようです。
どちらかというと起立性調節障害の症状は続いているけど症状自体は軽くなったという人が全体的に多いようです。
また、大人になると中高生の時ほぼ毎日のように具合が悪く朝起きれなかったのが、回数が減ったというのもあります。
これは大人になって規則正しく生活することで自律神経の乱れなどが改善されたことが上げられます。
大人になったら小児科には行けなくなりますが、以前起立性調節障害だったということを医師に伝えると診察がスムーズにいくのです。
起立性調節障害に年齢は関係ない!大人になってから発症する人も
起立性調節障害は、小学生から高校生までの病気だから大人はかからないと思っている人もいますが、実は大人でもかかってしまうことがあるのです。
起立性調節障害になるのは特に思春期の中高生ですが、ふいに大人も同じような症状となり会社に行くのが難しくなることさえあります。
これは脳に血液が回らず起こる病気で実際に大人になってから起立性調節障害を発症した人も何人もいるのです。
大人が起立性調節障害になった場合、内科などを受診することになりますが内科によっては低血圧や貧血と診断してしまうことがあります。
検査すると血圧が低かったり貧血の数値が出ているのでしょうがないのですが、大人で次のような症状があるなら注意してください。
大人になっての起立性調節障害は自律神経とのかかわりが強く、自律神経失調症の可能性もあります。
中高生の子供の場合は、急激な成長のため起立性調節障害になりやすくなります。
大人が起立性調節障害になる場合は、ほとんどの場合、自律神経の問題の事が多いのです。
その辺りをきちんとわかっているお医者さんでないとなかなか症状が軽くなることが無いのです。
大人の起立性調節障害、症状や治療は?
中高生の時に起立性調節障害だった人は、かなりの割合で大人になっても症状が続く場合があります。
症状が続くと言っても中高生の時に比べると断然軽くなる場合が多いのですが、それでも中には症状が強いままの方もいます。
長期間にわたって薬の服用が必要な場合もあり、大人の患者さんの中には血圧の薬などを飲みたがらない人もいらっしゃいます。
なぜなら、起立性調節障害の投薬治療では血圧の薬が使われることがあるからです。
大人になっても朝起きれない等の場合、投薬治療として血圧の薬が処方されることもあり、飲んでいる方もいるのです。
血圧の薬などは一度飲むと長期間飲まなくてはならなくなる場合もあり、特に中高生の時飲んでいた人は大人になっても継続することがあります。
血圧の薬を飲まなくなると低血圧の様々な症状が強く出てしまう事もあるので、自分の判断で血圧の薬を止めたりしないようにしてください。
中高生の頃と同じく個人によっては大人になって社会生活に影響を及ぼしてしまう事もありまず。
大人になって起立性調節障害を発症してしまう場合の原因はほとんどストレスだと言われています。
ストレスが解消されない限りはすぐにも良くなるようなことも無いので気を付けて下さい。
以下の記事では、起立性調節障害を少しでも抑える方法をご紹介しています。
私の娘もこの方法で楽になったみたいなので、お勧めです。