朝になると調子が悪くなって起きれない病気が起立性調節障害ですが、朝しんどい以上に私たちにとって辛いのが、周りに理解されないことですよね。
悲しいことに起立性調節障害は外から見ると怠け・甘え・サボり・仮病に見られてしまうことも多く、両親や家族に以下のような心無い言葉が浴びせられているのが現状です。
- 「いつになったら、学校行くの?」
- 「夜になかなか寝ないから、朝しんどいんでしょ」
- 「○○ちゃんは普通に学校に行ってるのに…」
などなど…。
でも、起立性調節障害のお子さんは一般的には頑張り屋さんだと言われています。
だからこそ“学校に行きたいのにいけない”という状態に苦しんでいるお子さんが本当に多いんです。
そこでこの記事では、起立性調節障害で初めは親に理解してもらえなかった子供が、どうやって親や家族を説得していったのかをご紹介します。
もし、まだしていないことがありましたら、試せそうでしたら試してみてください。
方法1.親と病院へ行く
多くのご両親はあなたがどれだけ病気だと訴えても、医師の診断書がない限りは信じてくれません。
なので、親と一緒に病院(小児科)へ行って、お医者さんに直接病気のことを説明してもらってください。
これで、多くの親御さんは(本当に病気だったんだ…)と思われるはずです。
方法2.医者と親の前で「死にたいと思ってる」という
これは少し強引な方法ですが、ことの深刻さに気づいてくれる可能性もあります。
もしあなたの両親が“家庭で体罰を与えるタイプ”ではないのでしたら、私は言ってみるべきだと思います。
方法3.起立性調節障害の書籍をかって、親に読ませる
起立性調節障害そのものについて、医師から説明されてもよくわかっていない親御さんは多いです。
なので、“本当に病気で仕方ないこと”が丁寧に書かれている起立性調節障害の本をかって、両親に与えてください。
そして、できれば目の前で読んでもらってください。
この方法で親を説得できたという声は、意外と多いですよ。
ちなみに、親を説得しやすい起立性調節障害の本は以下のものです。
方法4.通信制高校のパンフレットを取り寄せる
起立性調節障害でも通える通信制高校のパンフレットを取り寄せることで、親に「この子、本気なんだ…」と思ってもらえたという経験談をよく目にします。
パンフレットの取り寄せ自体は無料でできるので、少し脅しているみたいではありますが、効果はあるかもしれません。
パンフレットの取り寄せは、以下のサイトで5分でできますよ↓
方法5.児童相談所や警察に相談する
朝起きれない病気なのに無理やり起こすという行為は、立派な虐待行為です。
なので、児童相談所や警察に相談するという方法も、当然ありですよ。
この相談がきっかけで、両親がようやく本気なんだと気づいてくれた話もよく聞きますし、仮に最後まで気づいてくれなかったとしても、自分を守れることに違いはありません。
もし本当にどうやっても親や家族が起立性調節障害を理解してくれそうにないなら、あなたの住んでいる都道府県の警察や児童相談所について調べて、助けを求めてください。
合わせて、朝スッキリ起きるための方法も試してみる
以上4つが親に理解してもらう方法でしたが、ぜひ合わせて“朝スッキリと起きられる方法”も試してみてください。
「そんなの、病気だから効かないよ…」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
起立性調節障害の治療に必要なのは、1つ目が周りの理解、2つ目が生活環境の改善ですから。
きっと今より少しくらいは朝もスッキリするようになって、親とピリピリすることも減ってくると思います。
詳しくは、以下の記事をお読みください。