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昼間は特に調子も悪くないけど、朝や午前中だけ吐き気を感じたり、気分が悪いと思うことはありませんか?
朝から胃も気持ちが悪くて、食欲もない…今、こういう中学生や高校生のお子さんも増えているんです。

「子供が朝だけ吐き気を訴える。学校でいじめられているのかしら…」
そう考えている親御様も多いですが、原因は他の病気かもしれません…

午前中だけ、吐き気に苦しむ大学生

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ある大学生の女性は、吐き気が毎日のようにあってとても悩んでいるようです。
別に前の日に食べ過ぎたり飲み過ぎたりしているわけではないのですが、朝目が覚めると吐き気や胃のむかむか感があるようです。

 

あたかも乗り物に酔っているかのように感じてしまって、ベッドから出られないときもあります。
目が覚めて、起き上がろうとするのですが、胃がひっくり返ったような感じがしてどうしても起きることができないのです。

だからといって、トイレで吐こうとするのですが吐くこともできません。
吐いたらすっきりするでしょうが、なぜか吐くことができないのです。

 

気持ちの悪さは基本的には午前中ずっと続き、朝の食事をしようとしても口の中に食べ物を含んだ瞬間に吐き気に襲われることもあります。

こんな状態が続いているので、朝の食事はほとんどすることができませんし、気分の悪さがひどいときには学校に行くこともできないのです。

 

ただ午後になるとだいぶ気分がましになり、食事をすることもできますし、家から出ることもできるようになります。
ときには、どうして朝あんなに気分が悪かったのか思い出せないくらい調子が良くなることもあるのです。

朝の気持ち悪さが原因で、学校にいけない高校生

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別の高校生も吐き気の問題を抱えています。
あまりに朝の吐き気がひどいので学校に行くことができないのです。

親や先生はいじめを心配してくれるのですが、全くいじめられているわけではありませんし、成績で悩んでいるわけでもありません。

 

吐き気がひどくなる前までは、サッカー部で楽しく活動していましたし、フォワードというポジションゆえに、声を出してみんなを引っ張っていくような存在でした。

それなのに、あるときから、朝起きようとすると気分が悪くて起きられなくなってしまったのです。
本人が言うには、布団から起き上がろうとしても体が鉛のように重くて、全然起き上がれないという症状が毎朝続くのです。

 

ときには、おなかが痛くなり、動けないほど痛くなるときもあるようです。
しかし、少し時間が経つと急に体が軽くなって、おなかの痛みがなくなるときもあります。

そんな様子を見て親は怠け者と言ったり、友達からはひきこもりなんじゃないなどと厳しい言葉をかけられたりしてかなりつらい思いをしています。

 

もしかしたらあなたも、こんな吐き気や気分が悪くなったりするような症状に悩まされていませんか。
こういった症状が見られる場合、どんな原因が考えられるのでしょうか。

朝の気分の悪さは、この病気が原因かも

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気持ちが悪くなったり、おなかが動けないほど痛くなったりして学校に行けない場合、よく考えられるのは、パニック障害というものです。

こういった症状が出たときに、まず先生などから勧められるのは神経内科を受診するようにと言うことです。

 

神経内科に行くと、学校に行くことができないのは、友達との関係や先生との相性、また成績などに関するプレッシャーから神経がストレスを抱え、パニック障害が起きているのではないかと診断されることがあります。

または、外出することを体が拒んでいると考えられて、適応障害ではないかと診断されることもあります。
この適応障害とは、何らかのつらい出来事によって、その場に行こうとすると不安になったりまた同じことが起きるのではないかと心配になりすぎたりしておなかが痛くなったりする病気です。

 

しかし、あなたの吐き気や気分の悪さというのは特に午前中だけで、午後は改善することがありませんか。
吐き気以外にも、通学の電車の中などで立っているだけでも気分が悪くなると言うことはありませんか。

また、以下のどれかの症状に心当たりはありませんか?

起立性調節障害の症状2

もしこういった症状も見られるなら、起立性調節障害という病気かもしれません。

 

起立性調節障害であれば、しっかりと対策をすれば楽になる方法があります。
詳しくは以下の記事を読んでみてください。

⇒朝に気分が悪くなる「起立性調節障害」とは?