あなたは、雨の日や曇りの日など、いわゆる低気圧の日に、特に体調が悪くなることはありませんか?
例えば頭痛・腹痛・吐き気、気持ち悪さなどなど…。
もう少し酷くなると、息苦しさやめまい、強いだるさを感じて、動けなくなってしまう人もいます。
でもこういう体験をしている方、実はけっこう多いんです。
(何か重大な病気だったらどうしよう…)
そう思われているかもしれませんので、この記事で実際の体験談と、考えられる原因についてご紹介しますね。
雨の日になると、頭痛&気分が悪い…
中学校三年生の女の子は雨の日になると決まって調子が悪くなってしまい、朝起きられないです。
目覚ましも鳴っていて起きなくてはいけないのですが、どうしても眠気が強く頭痛までします。
さらに、体もだるく、吐き気がすることもあるのです。
頭痛だけでも何とかしようと市販の頭痛薬を飲んだりもするのですが、良くはならず、なかなか学校に行くこともできません。
普段の時も朝はだるく感じることがあるのですが、特に雨の日はどうにもならないほど頭が痛くなってしまうのです。
親はかなり心配していて、もっと規則正しい生活をしなきゃだめだとか、お風呂は湯船に入るようにして自律神経を鍛えなさいと言われるのですが、なかなか良くなりません。
最近は天気予報で雨の予報があったり、梅雨の話が出たりすると、それだけでまたあのつらさが来るのかと思いぐったりしてしまいます。
曇りになると、吐き気や腹痛に悩まされる男性
ある30代の男性は子供の頃から曇りの日や雨の日に腹痛と吐き気がひどくて朝が起きられない。
特に、小学校5年生、6年生の頃にはめまいがひどく、雨の日に体育館で朝礼をしている時などに良く意識を失って倒れてしまっていました。
その後、17歳や18歳の頃になると、曇りの日でもめまいがするようになり、おなかもかなり痛くなって朝に布団から起き上がることができなくなってしまいました。
あまりにめまいがひどいので、曇りの日にカーテンを開けて外を見ると目が痛くなり、頭痛が始まると言うことさえありました。
午前中に特にその症状が見られ、午後になると雨が降っていても幾分調子が良くなってくることがありました。
その後、しばらくは症状が改善していたのですが、就職して22歳を過ぎる頃から再び、曇りの日と雨の日に頭痛や吐き気を感じるようになってきました。
なんとか頑張って会社に行くのですが、頭痛があまりにひどいので仕事に全く集中することができません。
また、目の神経も敏感になっているようでいろいろなものがまぶしく感じてしまいます。
ただ、午後になると頭痛も落ち着いてきて、目の神経も敏感ではなくなります。
仕事も普通にできますし、外に営業に行っても何の問題もありません。
こういった症状が続くと自分の体や精神のことが不安になりますし、周りに迷惑もかけてしまうのでなんとかしたいと思っています。
なぜ低気圧の日に、頭痛や吐き気、お腹痛が起こるの?
曇りの日や雨の日に頭痛がひどくなる場合に、よく考えられる原因が気圧の変化です。
天気が悪くなる前というのは気圧が大きく変化し、人間の脳の血管に影響を与えます。
大気が低気圧の状態になってくると曇ったり雨が降ったりしますが、この低気圧の状態が頭痛やめまいの原因となることがあるのです。
低気圧になると、地面にかかる圧力が低くなり、それと同時に地面の上で生活する私たちにかかる重力も低くなります。
そうなると、脳の血管を押さえていた圧力が下がるので、毛細血管などを含め神経につながっている血管が広がり、周りの神経を圧迫したり刺激したりして頭痛やめまいが発症してしまいます。
しかし、天気が悪くなりそうな曇りの日や雨が降っている日に、頭痛だけではなくて腹痛にも悩まされている場合。
さらに、エピソードの中にもありましたが、午後になると症状が改善してくるということがある場合。
また以下のような症状にも心当たりがある場合。
もしかしたら、原因は低気圧ではなく、起立性調節障害なのかもしれません(低気圧が原因の症状ですと、おなかが痛くなったり、午後に症状が改善してくるということはほとんどありません)。
起立性調節障害であればしっかりと対策をすれば、ちゃんと良くなりますよ^^
詳しくは以下の記事でご紹介しているので、ぜひ読んでみてください。