毎朝、おなかが痛かったり、下痢で悩まされているということはありますか。
もしくは、便秘で何日もおなかが痛いと言うことがあるでしょうか。
下痢にしても便秘にしても腹痛のもとになりますし、朝から腹痛に悩まされるというのはかなりつらいものです。
人によっては本当に毎日のようにお腹が痛くなって、不登校気味になってしまう中学生や高校生もいます。
実はこれ、起立性調節障害という病気の可能性があります。
この記事で、ご紹介しますね。
朝になると、腹痛に悩まされる毎日…
ある小学校6年生の女の子は腹痛があまりにひどく、よく学校を早退してしまうようです。
小学校中学年の頃から時々腹痛になっており、その原因は便秘でした。
便秘がちなのは体質だと親たちも考えていてそこまで心配していなかったのですが、最近は頻繁に便秘になってしまい、腹痛が悪化しています。
そのために、なんとか朝頑張って学校に行っても、1時間目の終わりあたりから、耐えられなくなり、保健室に行って横になることが多くなりました。
そして、午前中のうちに家に早退してくることが続いています。
女の子にとってみたら、みんなで給食を食べたり、お昼の休み時間にみんなと遊んだりしたいのですが、腹痛がひどくてどうしても耐えることができないのです。
親も心配になり、保健の先生に相談したのですが、このようにおなかが痛くなる子供はいっぱいいるので心配することありませんよ、一過性のものかもしれないので様子を見てみましょうといわれてしまい、正しい原因がわからずじまいです。
学校で毎年行われる春の健康診断でも何の問題もありませんでしたし、今まで小児科に何度かかかっていますが、体の問題やおなかの問題について指摘されたことはありません。
午前中は、毎日のように下痢に悩まされる…
高校一年生の男の子は1年前から下痢による腹痛に悩まされています。
朝から、下痢をしてしまうので、その後は体がだるくなったり、頭が痛くなったりして二度寝をしてしまいます。
そうすると学校に遅刻したり、午前中は起き上がれないので、午後から出席したりすることになっています。
朝の下痢を避けるために、前の晩の食事は軽いものにしたり、脂っこいものを食べないようにしたりしているのですが、どうしても朝はおなかが痛くなって下痢をしてしまうのです。
友達が、よくラーメンに誘ってくれるので、一緒に行きたいことがあるのですが、なんとか次の日に学校に行くために断って、おなかの調子を良くしようとしているのですが、なかなか良くならず落ち込んでしまいます。
腹痛は特に午前中が一番ひどく、午後はだいぶ落ち着いてきます。
元気になって学校に行くと友達や先生は、自分が午前中はおなかが痛くて学校に来られないことが嘘みたいだと言われますが、自分でもそう思います。
どうして午前中におなかが痛くなってしまうのかよくわからないのです。
朝の腹痛や下痢、起立性調節障害かも？
こういった午前中の腹痛を抱える学生はたくさんいますが、どんな原因が考えられるのでしょうか。
一つは、過敏性腸症候群の可能性を考えてみることができます。
この病気は血液検査や内視鏡検査でも見つけることができない病気で、主にストレスが原因になると言われています。
過敏性腸症候群を発症すると男性では下痢になりやすかったり、女性では便秘になりやすかったりするそうですが、個人によっても大きく変わってくるようです。
過敏性腸症候群になると、ストレスホルモンが脳から放出されて、腸がそのホルモンに反応し、正常に働かなくなります。こういった体の反応が習慣化してしまうと、だんだん日常生活のちょっとした出来事でも脳が反応し腸が過敏になり、腹痛に悩まされてしまうのです。
しかし、過敏性腸症候群の場合は腹痛の症状が午前中であっても、午後であっても発症します。
あなたの場合は、特に午前中に腹痛になり、下痢や便秘などの問題を抱えていませんか？
さらに、腹痛だけでなく、朝立ち上がったときにめまいや立ちくらみを経験していませんか？
もしかしたら、頭痛やだるさも午前中の間ずっと続くことがあるかもしれません。
また、以下のどれかの症状に心当たりはありませんか？
そのような症状があるなら、過敏性腸症候群というよりは、起立性調節障害という病気かもしれません。
起立性調節障害であれば、今より良くなる方法はありますよ＾＾
詳しくは以下の記事でご紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
