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朝起きられなくなってくると、親としては子供が甘えてるだけとかサボリたがっているだけと考えてしまいがちです。

また、起きることができない子供の方も、自分は甘えているのかとか、まだまだ努力不足ではないかと考えて自分を責めてしまうことも考えられます。

 

朝起きられない子供たちの多くがこのような経験をしています。

朝起きれないのは甘え?確かに、そのケースもある

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事実、子供が親に甘えてしまっているケースもあります。
例えば、16歳の男の子のケースですが、高校生になってからなかなか朝起きることができなくなってしまいました。

どうしてかというと、夜になるとどうしても頭がさえてきて、何かしたくなってしまうのです。
もちろん、勉強をしたらいいのですが、宿題も終わってしまうと、スマホでついついゲームを始めてしまいます。

 

そうすると、あっという間に3時間くらい経っており、寝るのが2時とか3時になります。
そして、次の日の朝に起きるのがつらくなり、下手をすると学校に遅刻してしまうこともあります。

朝はいつも親に起こしてもらうのですが、親が最初に起こしに来ても全く気がつかないことがあり、体調が悪いときなどは体を揺すられても気がつかないことがあります。

 

親は、夜更かしをしているから朝が起きられないのだとか、ゲームをやりすぎて学校に遅刻するなんて自分を甘やかしていると言います。
本人も確かにそうだと感じますし、自分は少し怠け癖がついているなと思うこともあります。

ただ、朝起きられないのは決して仮病ではなく、立ちくらみがしたり頭痛がしたりするので起き上がることができないのです。

朝起きられないし、動悸や息切れもする。それでも甘え?

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17歳の娘を持っている親の方は、娘が朝に起きようとしないのを見て、娘が怠けていたり、学校のサボリ癖がついてしまったりしたのではないかと心配しています。

娘は、半年くらい前から朝起きにくくなり、最初のうちはぎりぎりでしたが1時間目に間に合うくらいには出かけることができていました。

 

しかし、だんだんと朝起きることができなくなってきて、すぐに立ち上がろうとすると動悸がしたり息切れがしたりしてその場にうずくまってしまいます。

体調が落ち着くまで横になっていると、1時間目に間に合わなくなってしまい、そうするともう学校に行かなくてもいいかなと思ってしまうのです。

 

そして、好きなアニメを見たり、SNSに没頭してしまったりして、あっという間に夕方になってしまいます。
夕方になると、体を動かしても動悸息切れすることはないので、コンビニに買い物に行ったり、本屋さんに行ったりすることができます。

そして、ついつい、買ってきた本を夜中まで読んだり、コンビニで買ってきたお菓子を夜中に食べてしまったりするのです。

 

早く寝なければ明日も起きられないとは思うのですが、どうしても自分が好きなことを夜にしてしまって、寝るのが明け方になることがあります。

親としては子供のそんな不規則な生活習慣を見ていると心配になりますし、子供の方もだいぶ怠け癖がついてきているので、いけないなと思うようになっています。

甘えに思えても、実は起立性調節障害という病気かも

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・もしかしたらただの怠け癖ではないかも
こういった症状の子供たちが増えていますが、親や本人が怠け癖やサボリ癖がついて朝起きられないと考えているのに対し、実は病気が原因でそうなってしまっているという子供たちがたくさんいるのです。

特に多いのが、起立性調節障害という病気で、交感神経と副交感神経がうまく機能しない病気です。
通常は、交感神経が朝に働き体が動き始め、夜には副交感神経が働き体を休めるのですが、病気のせいでこれらの働きが逆になってしまうのです。

 

結果として、朝に体が休みたがり、夜に体が動きたがるのです。
そして、夜更かしをしたり、朝起きられなくなったりしてしまいます。

ちなみに起立性調節障害には、以下のような症状も見られるので、どれかに当てはまる場合には、起立性調節障害を疑ったほうが良いと思われます。

起立性調節障害の症状2

起立性調節障害の詳しいお話は以下の記事でまとめているので、ぜひ読んでみてください。

⇒朝起きれない病気「起立性調節障害」とは?