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朝になかなか起きることができないときに、いったいどうしたらいいのか不安になってしまうことはありませんか。

何をやっても起きられる気がしなくなることもありますし、だんだんと努力をしても意味がないように感じてしまい、ますます学校に行こうという気持ちが弱くなってきてしまいます。

 

そして、いつの間にか学校を休む日が多くなったり、気がついたら不登校になっていたりすることがあるかもしれません。
では、朝早く起きるために、どんなことができるでしょうか。

朝起きられない子供を、起こす方法

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もし、あなたが親であるなら、子供をしからないことを決めてください。

朝起きられない子供は、自分でも起きたいのに起きられずに苦しんでいますし、自分が怠け者と思われていないかどうかとても敏感になっています。
そういったストレスが起きられない状態を悪化させますし、改善させにくくてしまいます。

 

しかし、親が自分の病気を認めてくれて、一緒に戦ってくれるパートナーであることを理解するようになると、安心し、それだけである程度症状が改善したケースもあるほどです。

別の朝起きる方法は、朝日が部屋にしっかり入ってくるようにするというものです。
朝起きられないケースの場合は体内時計の働きが鈍っていますので、体内の起床機能を手助けするためにも体が起きる時間帯であることを、朝日を通して知らせてあげるのです。

 

そうすると、体はセロトニンという物質を体の中で作り出し、脳が目覚めるように働きかけます。
それで、遮光カーテンを使うのをやめたり、子供の寝室を東側の部屋にして、朝日がしっかり入ってくるようにしましょう。

さらに、無理矢理起こそうとするのではなく、優しく声をかけたり、体をさすったりしましょう。
そして、少しでも目が覚めたら、すぐに立たそうとはせずに、まずは座らせてください。

 

そのときに血圧を上げるために、塩水などを飲むのも効果的です。

朝起きられないのは、夜に眠る準備が出来ていないから

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朝起きることと同じほど大切なのは、夜にきちんと寝るようにすることです。
体質的にどうしても、夜に目がさえてしまって、ついつい夜更かししてしまうことがあるかもしれません。

もちろん寝られないのはかなりつらいのですが、自分の体に夜に寝るリズムを覚えさせていかなければなりません。
そのためにできるのが環境作りです。

 

部屋は、心地が良く神経が落ち着くようにアロマをたいたり、間接照明にしたりしましょう。

そして、布団の中に入ったら、頭がさえていると思っても、スマホやタブレットなどブルーライトを発するものを極力使わないようにし、深呼吸を何度も繰り返したり、数を数えたりしましょう。

 

シンプルな方法ですが、意外と効果的です。
そして、もし親の方なら、子供を早く寝なさいと起こらないようにしましょう。

夜に怒られたり、けんかをしたりするとどうしても神経が高ぶってしまい、ますます寝られなくなってしまいます。
それで、少しずつでも良いので、子供が状況を改善していこうと思えるように助けましょう。

 

寝られなくても、暗い部屋で、毎日決まった時間に布団に入ることは、体に就寝のリズムを作る上で大切なことです。

朝起きられない、不登校に多い病気もある

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朝起きることができなかったり、夜になると目がさえてしまったりするのは病気である可能性があります。

これは、起立性調節障害という病気で、成長過程にある思春期によく見られる病気です。
ヨーロッパでは以前から広く認知されている病気で、様々な診断法や治療法が研究されています。

 

成長期というのは体のホルモンバランスが崩れたり、自律神経や交感神経など繊細な部分も大きく成長していきます。

その過程で、発症するのが起立性調節障害なのですが、成長期に多く見られる病気なので、一過性のものだと言われています。

 

ちなみに、起立性調節障害には以下のような症状も見られます。

起立性調節障害の症状2

もし子供たちが、この病気ゆえに学校や親から仮病だとか甘えているなどと言われて責められてしまうと、より症状が悪化し、不登校などになってしまうケースもありますので注意しましょう。

…ただ、起立性調節障害でもちゃんと対策方法がありますから、そこまで悲観する心配する必要もありません。
起立性調節障害については以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ読んでみてください。

⇒不登校の原因に多い「起立性調節障害」とは?