「立ちくらみ」と聞くと、やっぱり貧血の人がなるものだと思ってしまいますよね。
でも実は、貧血ではないのに立ちくらみや動悸・息切れに悩まされている人も多いんです。
では、どうして貧血じゃないのに、立ちくらみなどに悩まされるのでしょう?
貧血じゃないの立ちくらみが起こる原因は…
子供さんによっては朝から午前中にかけてめまいやふらつく、疲労感や動悸がすることがあります。
めまいやふらつくがあるとどうしても貧血を疑ってしまいたくなりますが、病院で血液検査をしても貧血で無いということもあるのです。
このような症状も、たまにだったら仮病かもしれませんが、ほぼ毎日などなら本人も家族も困ってしまいます。
親は心配のあまり夜中まで起きているんじゃないかとか思いがちです。
いつも、朝から起きられないとか、顔色が悪いとか、食欲が朝から無いとか、元気がないと親御さんは心配になってしまうのです。
でも、1日中ならまだしも昼からは元気になって夜も元気なので安心していると次の朝また同じような症状にみまわれてしまいます。
それでも、貧血ではないと言われると何が原因なのか判らず何とか食事を改善したり、鉄分を多くとらせたりするのです。
親からすると青白い子供さんの顔を見たらなんとかしてやりたいという気持ちで色々なことをしてあげるのです。
このような症状が子供さんに出られた場合、サプリメントなどを飲ませたり民間療法を行う人もいるんです。
それでもなかなか朝起きれない、だるい、息切れがするなどの症状があるなら早めに内科などの病院でちゃんとした検査をした方が良いです。
やっぱり何かの原因が無いとそんな症状は起こりませんし貧血でないという事が判っているなら他に絞り込めるのです。
立ちくらみ・動悸・息切れ・めまい以外にも、こんな症状は無いですか?
朝自分で起きようとしても起きられないことはありませんか。
家族から起こされても頭がすっきりしていないので返事だけして起きられないという事もあります。
やっと何とか起きても、朝起きてすぐにはご飯も食べられないし、学校に行こうとして準備しようとすると立ちくらみがします。
さらに、鏡で自分の顔を見るとなんだか青白く見えるという中高生の子供さんは、毎朝大変な思いをしています。
何で起きられないのだろう、親からも怒られたりするし遅刻すれば先生に怒られるし、という事でストレスを感じている場合もあるのです。
実際、貧血でも似たような症状がありますが、貧血じゃなくてもこのような症状が起こることが判っています。
なのに、親や先生は子供のさぼり癖だとか仮病だと決めつけて責めてしまう事もあるんです。
子供からすれば、何で自分の体がきついのに怒られるのかとイライラすることもあります。
このようなことが毎朝のように起こるとどんどん症状がひどくなって後からは学校などに行けなくなることもあるんです。
まずは、貧血で無いのかという事を病院などできちんと調べ他の原因も考えなければなりません。
貧血じゃないなら、起立性調節障害かも
朝起きられない、立ちくらみがする、動悸がするというのは貧血だけが原因とは言えません。
ちゃんとした食事を取っていて睡眠もきちんと取っているなら起立性調節障害という病気も考えなければなりません。
起立性調節障害は、小学校から高校位までのお子さんに起こる病気です。
朝起きるころ血圧が低くなっているため起きられないことが多いです。
また、起きたとしてもだるいとか頭がボーっとしていたり、食欲不振だったりします。
睡眠不足や食べ物や飲み物の関係で一時的に朝起きられないという事もありますが、これは一過性のものです。
起立性調節障害になるとほぼ毎日のように低血圧になって朝起きられませんし、頭痛がしたり他の症状が見られ熱はありません。
ちなみに起立性調節障害は以下のような症状も見られるので、1つでも当てはまる場合には、起立性調節障害を疑ったほうが良いかもしれませんね。
…とはいっても、ちゃんと対策方法もありますし、実際私の娘もちゃんと対策して随分と良くなりました。
起立性調節障害の詳しい話は以下の記事でご紹介しているので、ぜひ読んでみてください。