夜遅くまでついついパソコンでゲームをしてしまったり、携帯・スマホで友達とチャットをしてしまったりして、朝に起きられないということがあるかもしれません。
ただ、それが時々ではなくて、毎日続くということがありますか。
もしそうなってしまうとしたら、学校に遅刻したり、欠席したりすることになってしまうことでしょう。
こういった経験をしている人は意外と多くいます。
深夜まで友達とパソコン・スマホ…女子高生2人のケース
・パソコンばかり触ってしまう
高校一年生の女の子は元々朝が弱く、夜になると元気になってしまう体質です。
友達からは夜型だねとよく言われています。
試験勉強の時などはたいてい、1時とか2時くらいまで勉強をしてしまいます。
それでも、なんとか朝には起き上がって、学校に今までは行けていました。
ただ、最近はパソコンでSNSを始めたり、SNSでできた友達とオンラインゲームを一緒にやるようになったりし始めました。
そうすると、あっという間に3時くらいになってしまったり、下手をすると夜が明けてしまうということがあったりして、次の日に早く起きることができず、学校に遅刻してしまうことが続きました。
親からはパソコンは夜の23時までと言われるのですが、23時にちゃんとベッドの中に入ってもすぐには寝つけませんし、どうしてもゲームのことが気になってしまいます。
そうすると、布団から抜け出して、パソコンのスイッチを入れてしまい、ゲームをまたしてしまいます。
そんなことをしているので、学校に行ったとしても、午前中はずっと頭がぼうっとしてしまいますし、授業に集中することができません。
・携帯・スマホが手放せない
私立高校に通う2年生の女の子は、学校でのいろいろな心配事があり、携帯・スマホで友達にそのことを相談しているうちに、寝るのが遅くなってしまい、朝になかなか起きることができません。
担任の先生から、成績をもっと上げるようにプレッシャーをかけられているように感じて、次の試験のことが不安になったり、部活で先輩の期待に応えられていないと感じて心配になったりすることがよくあります。
自分では考えすぎだと思うのですが、どうしても他の人からどう思われているかが気になってしまうのです。
親にそんなことを話したら、悩む前にもっと頑張りなさいと言われてしまうことがよくわかっているので相談することができず、どうしても、スマホで友達にチャットをして気持ちを分かってもらおうとしてしまいます。
友達も、親身になって話を聞いてくれるので、うれしくなり、いつも夜にはチャットをしてしまいます。
朝、起きられずにぐずぐずしていると、親からは夜遅くまでスマホをしているのが悪いと言われますが、スマホをしなくても朝起きられないことがよくあります。
起きようとすると、くらくらしたりしますし、頭が痛くなることもあります。
時々、学校に遅刻してしまうことがありますが、そんなときには先生からの視線がきつく感じられ、次からは遅刻するくらいならもう学校を休んだ方がいいかなとも考えています。
どうして朝、起きることができないのか?
・朝起きられない真の原因
このように朝起きられない学生たちというのはたくさんいますが、朝起きようとしてもめまいがしたり頭痛がしたりするケースがよくあります。
あなたもこのような経験をしたことがありますか。
また、最初のエピソードのように、夜型の体質なのですが、よく考えると、夜に異様に目や頭がさえてしまって眠ることができず、夜に活動してしまうということがあるでしょうか。
そのような場合は、自律神経や交感神経が正常に働かない起立性調節障害と言う病気かもしれません。
起立性調節障害になると、朝はどうしても起きにくくなり、無理矢理起きようとしても体調が悪くなるという傾向があります。
そして、お昼過ぎくらいから徐々に体調が良くなり、夜には頭も体もすごく元気になるというのがこの病気の特徴です。
そうすると、夜に寝付きが悪くなり、時間をつぶすためにパソコンやスマホをしてしまうことがあるのです。
ちなみに起立性調節障害は、以下のような症状も当てはまる場合があります。
…いかがでしょうか。
もし1つでも当てはまるのであれば、起立性調節障害を疑ったほうが良いかもしれませんね…。
ただ起立性調節障害にはちゃんと対策方法がありますので、そこまで心配しなくても大丈夫です。
詳しくは、以下の記事をお読みください。