高校は義務教育が終わり、自由に自分が学びたいことを学ぶことができる初めての場所ですが、起立性調節障害という問題があっても、学びを楽しむことができる高校というのはあるのでしょうか。
午前中に体調が悪く、集中力が欠けてしまったり、ときには全く何も活動ができなかったりしても、学びを継続的に楽しんでいける高校というのはありますか。
何かを学び、成長していく機会というのは誰にでも、どんな状況に合っても平等に与えられていかなくてはなりません。
では、どんな選択肢があるのか調べてみましょう。
その前に、まずは高校生活で起立性調節障害ゆえに起きえるトラブルについて考えてみましょう。
どんなトラブルが?この病を持つ子の高校生活
・体育の授業がつらい
起立性調節障害にはいろいろな症状があり、朝起きることだけがつらいタイプや、運動をすると動悸息切れがひどく、その場から動けなくなってしまう症状が見られるタイプもあります。
そういったときには、高校の体育の授業というのはかなりつらく、ときには、体育の授業があるゆえに、学校にいけなくなってしまうケースもあるのです。
しかも、高校の体育の先生は基本的に体育会系の方が多いので、起立性調節障害の事情を説明して授業を見学させてもらったり、ほかのカリキュラムを準備してもらいたいと思ったりしても聞き入れてもらえないことがよくあります。
よくあるのは、気合いが足りないんじゃないのか、顔を見る限りは元気そうじゃないか、とか言われてしまい、サポートが得られないのです。
こうなってしまうと、起立性調節障害の子供は傷ついてしまいますし、せっかく学校に来られるのですが、不登校になってしまうこともあります。
こんなときには、親が病院の診断書を持って、学校の責任者である学年主任や教頭先生などに話をすることができるでしょう。
暑い日の授業を見学させてもらったり、こまめな水分補給を許してもらったりするようにしましょう。
ただ、先生たちも人の子ですので、先生たちを責めるようなスタンスではなく、普段の仕事に感謝をしたり、生徒たちのための働きに敬意を示したりするのを忘れないようにしましょう。
こんな環境なら大丈夫?×××高校
・通信制高校という選択肢
しかし、残念なことに先生たちからの理解やサポートを受けられない場合も時折見られます。
そんなときには、通信制高校という選択肢もあることを覚えておきましょう。
通信制高校というのは3年間に74以上の単位を取得し、30時間の行事やホームルームなどの特別活動をしたなら、卒業することができる仕組みを持つ学校です。
通信制高校の大きな特徴はほとんどの勉強を家で行うことができると言うことです。
家での勉強に加えて、学校に行って何時間か授業を受けたり、レポートを提出したりします。
そして、普通の高校のように定期的に試験があり、その試験を合格していくと単位を取っていくことができるのです。
・心配な点
通信制高校というと、就職や進学に不利とか、勉強ができない人が集まっているというイメージがあるかもしれません。
しかし、最近の通信制高校は生徒たちがしたい勉強を優先させられるカリキュラムを持っているので、目的がはっきりした生徒たちがたくさん集まっています。
スポーツ活動や芸能活動などをメインにしている生徒たちもいますし、有名大学に進学するために勉強時間がたくさんほしいので通信制高校に入った生徒たちもいます。
事実、通信制高校ではほとんどの時間に家にいることができますので、自分が知りたいことをとことん勉強していける環境があるのです。
ただ、多くの通信制高校がある一方で、きちんと教育を行っていない学校もあるので気をつけるようにしましょう。
質の高いカリキュラムを持っている学校を見分けるためには、学校説明会に必ず3校には行き、どの学校でも同じ質問をしてみるようにしましょう。
そうすると、その学校の誠実さや自信を垣間見ることができます。
また、学校に実際に通っている学生たちに話を聞いたり、授業の様子を見たりするようにしましょう。
通信制高校は起立性調節障害の子供のための一つの選択肢になるかもしれません。
実際に起立性調節障害で通信制高校に通っている方の体験談を、以下の記事でご紹介しています。
ぜひ、読んでみてください。