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お子さんが「学校へ行かない」と実際に言われると、親としては「あなたは何を言っているの?」と思ってしまいますよね。
実は私の娘も不登校気味でして、今はだいぶマシになったのですが当時は本当に驚きました。

私も(どうしてうちの子がこんなことに…普通に育ててきたつもりなのに)なんて思ってしまっていましたね。
というのも、子供が学校へ行かないというのは、単に甘えているだけの行き渋りだと思っていたからです。

 

でも、実は学校へ行かないという子供の中には、「学校に行きたくてもいけない」場合もあるんです。
それもイジメとかではなくて、心の病気でもなくて、「体の病気」です。

この病気は「起立性調節障害」といって、最近の小学生や中学生、高校生に本当に多いみたいなんです。

 

ちなみに起立性調節障害は以下のような症状も見られます。

起立性調節障害の症状2

もしお子さんが上のような症状も口にしているのであれば、起立性調節障害の可能性が高いです。
そしてもしお子さんが起立性調節障害だった場合、親はどのようにすればいいのでしょうか。

学校へ行けない、不登校気味の子への接し方

起立性調節障害の子供の中には学校行かないという子供もいます。
特に小学生で起立性調節障害になると学校に行きたくないというケースも多いです。

 

起立性調節障害は病気なんですが、まだ認知度が低く、学校の教師も同じクラスの制とも単なるサボりだと思うことが多いからです。

そう思われてしまうと、中学生や高校生では友人関係がおかしくなることもありますし、学校に行くことがストレスになってしまう事もあるのです。

 

でも親にしたらかわいいわが子の将来を考えると是が非でも学校へ行かせたいと思うものです。
しかし、ストレスの多い学校に無理やり登校させたとしても良いことは一つもありません。
起立性調節障害の症状が重くなるだけで子供自身の精神が崩壊してしまう事さえあるのです。

まずは、どうして息子や娘が学校へ行きたくないのかちゃんと話を聞いてあげてください。
そして、否定的にならず子供の立場で解決策を導けるかどうかがポイントです。

 

親が先生と協力して解決できることがあるならできる限りの事はしてあげます。
難しい場合でも投げやりにならず学校に行くことは進めてください。

学校へ行かないというのを認めるのではなく、好きな時に行っていい、保健室でも良いという事を伝えるのです。
息子や娘はそれだけで気が楽になります。

 

まずは話を聞いて無理しなくて良いという事を言ってあげてください。

起立性調節障害の対処法。それでも学校へ行かせるためには…

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子供の中には単純に起立性調節障害だから具合が悪くて学校に行けないというケースもあります。

どうしても朝から午前中は自律神経の働きが悪くなり起き上がるのも難しい場合があるのです。
そんな状態で無理やり起こして無理やり朝ご飯を食べさせて無理やり学校に行かせてもろくなことはありません。

 

そんなことを親がすること自体が起立性調節障害を悪化させる原因になることがあります。
重症化すると起立性調節障害はうつ病のような状態になることもありますので無理は絶対させないでください。

例えば親が解決策を提示してみるのも良いです。
中学生や高校生の場合、学校までの通学がきついから行きたくないような場合は、学校と相談して車で送り迎えします。

 

起立性調節障害の症状にはめまいや吐き気、だるさ、腹痛などもあるので学校に行くまでたどり着けないこともあるのです。
学校の保健室に通う、という方法もあります。

不登校の子供等を中心に学校の教室ではなく保健室に通学を許可している学校もあります。
起立性機能障害の子供もいるので、仲間がいて子供も安心できます。

 

今、通っている学校ではなく不登校の子専用の施設でもいいと思います。
高校生ならば通信制の学校もありますし、今の学校にこだわる必要はありません。

「学校に行きたくない!」の後の対応で、不登校になるかが決まる

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あるデータによると、起立性機能障害の子供の約半数が不登校になると言われています。

起立性機能障害は、朝から午前中にかけてどうしても具合が悪くなる事が多く、学校の担任やクラスメイト、部活動などで理解されないと子供が辛くなるからです。

 

通常の学校生活が送れないくらい具合が悪いのに普通の学校生活を送るように強要されるのですから子供はたまりません。
こんな状況なら親が学校側とよく話し合う必要があります。

子供によっては、先生や友達の言動で病気なのに色々言われ、心に傷を付けてしまうこともあるのです。
そんな環境では起立性機能障害も良くなる事はありません。

 

子供が学校へ行かないと言ったら最初から否定するのではなく肯定してあげる事も大切です。
子供の最終的な味方になってあげられるのは親です、親が無理をさせないことが起立性機能障害の解決へとなっていくのです。

病院での起立性機能障害の治療もまずは、心のケアや起立性機能障害の説明から始まる事がほとんどです。
きちんと起立性機能障害と向き合って無理をさせないことが大切です。

どうすれば良くなるの?

以下の記事では、起立性調節障害が少しでもマシになって、また学校に通えるかもしれない方法をご紹介しています。
ちなみに私の娘もこの方法で、自分から学校に行ってくれる日が増えてきました。

良かったら、参考にしてくださいね。

⇒私の娘が自分から「今日は学校行ってみるね」と言ってくれるようになった理由はこちら