起立性調節障害は、朝弱く夜に強いという特徴があります。
朝はなかなか起きられないのに、時間が経過するほど元気になっていくため、夜は普通と変わらず過ごせます。
でも今度は夜眠れなくなって、悪循環になってしまうんですよね。
そんな起立性調節障害で寝れないと悩んでいるあなたに向けて、無料で夜寝る方法や、専用のサプリなどをご紹介しますね。
起立性調節障害でも、夜寝るコツは?
起立性調節障害は自律神経のバランスが崩れている状態ですから、自分で自分をコントロールできなくなります。
特に朝は体が重く起きようと思っても起き上がれない、無理をして起き上がるとめまいや立ちくらみ、吐き気で立っていられないという状態です。
しかし時間が経過するほど元気を取り戻していくので、夜には自分でも驚くほど元気で普通にしていられます。
そろそろ寝る時間だからとベッドに入っても、今度は目が冴えてしまいなかなか寝付けないという悪循環に陥ります。
朝起きられるようにするには、夜のうちに質の良い睡眠をしっかり取っておく事が大切です。
眠れない時は脳が興奮している状態ですから、脳を落ち着かせる事が必要です。
この時交感神経が優位になっているので、どんなに目をつぶっても眠る事ができないのです。
夜眠りたいなら副交感神経を優位にさせましょう。
眠れず苦しい!どうすれば夜、眠ることができる?
副交感神経を優位にさせるにはリラックスできる環境を作る事が大切です。
起立性調節障害はストレスが大きい事も原因ですし、自律神経のバランスが乱れているので、夜眠るという生活リズムが狂ってしまいます。
こういう時に心身ともにリラックスするには、お風呂を利用しましょう。
38度から42度と季節によって温度を調節しますが、42度以上にならないよう注意してください。
ぬるいお風呂にゆっくり浸かる事で、少しずつ脳がリラックスして副交感神経が優位になります。
肩まで浸かるのが苦手なら半身浴でもOKです。
お風呂に本を持ち込み、読書をしたり、好きな香りの入浴剤を使ったりしてもいいでしょう。
何もしなくても問題ありません、気持ちよくリラックスできる事が重要です。
副交感神経が優位になると心身ともにリラックスできるので、ふわふわとしたいい気分になれます。
この状態で温まると湯冷めしにくいので、身支度を整えてベッドに入る頃にはちょうどいい体温になっています。
快適な眠りに導くには体温も重要です。
体温が下がり始める時に眠気が来ますので、そのタイミングでリラックスした状態でいられれば自然と眠りにつけるようになるのです。
直ぐに効果を実感できない事もありますが、毎日決まった時間にお風呂に入り、決まった時間にベッドに入る習慣をつけていきます。
この習慣付けもとても重要ですし、規則正しい生活を送り、体内時計を整えておくのも大切です。
夜眠れない原因は、これかも
夜寝付けないからと、パソコンやゲーム、テレビを見たりスマホを操作したりすると、画面から出ているブルーライトが脳を興奮させるので、余計に眠れなくなります。
脳が興奮状態になると落ち着くまでに最低でも1時間から2時間かかりますから、少なくとも寝る2時間前までには、パソコンやスマホ、テレビやゲームの電源はオフにしておきましょう。
寝る前の軽い運動やストレッチも効果的ですが、激しい運動はNGです。
これも脳を興奮させますので、眠りを妨げてしまいます。
寝る前に水分を摂りすぎると夜中にトイレに行きたくなり目が覚めてしまいます。
これも睡眠不足の原因となるので、寝る前は水分を摂りすぎない要注意します。
夜お腹がすいたからと寝る直前に何か食べると、胃が食べたものを消化するために活発になっているため、これも眠りを妨げます。
夕食をしっかり食べて、寝る前は食べたり飲んだりしないようにします。
夕食に時にコーヒーや紅茶、濃い目の緑茶を飲む人は、カフェインの作用で眠れなくなる事があります。
カフェインの効果は7時間くらい持続しますから、夕食を早めにするか、夜はカフェインを摂らないようにする工夫も必要です。
その他、サプリメントに頼る方法も…
ただ、ここまで紹介した方法は、いずれも時間がかかってしまいます。
体質そのものを変えるわけですから、半年くらいかかってしまうかもしれません。
そういう場合には、一時的にサプリメントに頼るのもアリだと思います。
以下の記事を読む限り、サプリメントだと飲み始めて2週間くらいで眠れるようになるみたいなので。
ただ、せっかくサプリを飲んでいても、夜中までスマホをしていただ、台無しですよ!
サプリメントはあくまで補助的なものとして、役立ててくださいね。