朝、起きれない子供さんが結構います。
親からしてみると甘えて起きれないのかと思いがちですが、栄養不足が原因かもしれません。
確かに栄養不足だと、朝起きれない
子供さんは、食欲もあり色々たくさん食べる子もいれば少食で好き嫌いが激しい子もいます。
食べ物の好き嫌いが激しい子供さんの場合、栄養不足になってしまい様々な体調不良を起こすことがあります。
少食で栄養不足だから朝起きれないのだろうかとお考えになる親御さんも多いのです。
しかし、いくら少食でも普通の食事をしていれば栄養不足になるという事は少ないのが現状です。
飢饉とか食糧難ならともかく、食べ物は周りに結構あるのでお子さんも何かしら食べているはずです。
よくあるのが朝食を抜くという事です。
ある調査では朝食を抜く若者がいるため戦後直後より摂取カロリーが少ないというデータです。
ダイエットで食事を抜く人もいますが、急激なダイエットは朝起きれなくなる可能性も上げてしまいます。
例えば、お菓子ばかり食べて食事自体あまり食べないような子供さんがいます。
この場合、必要なビタミン類などの栄養が取れていないため一部分の栄養が不足している場合もあります。
これによって朝、調子が悪くなり起きられないという事も考えられなくはないのです。
まずは、何が原因で朝起きられないのかということをきちんと理解しておかなければいけません。
栄養やビタミンをとっても、朝起きれない理由
栄養不足で朝起きれないようなら、栄養不足を解消すれば朝起きられるようになるのが普通です。
栄養不足になると必要な栄養が脳まで届かず覚醒しにくい状態になることがあります。
例えば糖分が不足しているとちょうど酔っ払ったような状態になるので起こしても起こしても起きないということがあるのです。
糖尿病の人が低血糖になるとこのような症状が出ることがありますが、子供も栄養が足りないと朝起きれないということもありえます。
特に中高生の女の子はダイエットのために食事を抜いているようなケースも多いからです。
しかし、食事を改善したりバランスよく野菜を食べるようになってもやっぱり朝起きれないという事もあります。
そんな人は、栄養不足で朝起きれないという原因ではないかもしれません。
まずは、朝起きれない状況が続くようなら病院で一度調べてもらった方が良いです。
もしかしたら栄養不足だけではなく他の要因で朝起きれない可能性もあるのです。
例えば、ストレスが溜まっていて夜睡眠が足りず朝起きれないという事もありますし、精神的に拒絶反応が出て起きれないこともあります。
さらには、病気になっていて起きれない事もあるかもしれませんので仮病だと決めつけてはいけないのです。
栄養不足に心当たりがないなら、起立性調節障害かも
最初は、栄養不足で朝起きれないと思っていたのに食べるようになっても起きれないようならばその他の原因も考えなければなりません。
例えば、ストレスや不規則な生活で特に寝る時間が遅いとか、精神的に不安定とか、そういうことが無ければ病気を疑う必要があります。
子供さんが小学生から高校生までの間で、特に中高生は起立性調節障害の可能性もあります。
起立性調節障害の症状は、中学生から高校生ぐらいが最も患者さんが多い年代だからです。
起立性調節障害の場合、症状の中に朝起きれないというのも含まれています。
厳密には朝、低血圧になりやすいので起きれない状態になります。
また他にも以下のような症状があるのですが…当てはまってはいませんか?
子供さんが朝起きれない場合、親は怒りがちになりますが、もしかしたら病気かもしれないとどこかで思って下さい。
他にも、頭痛やめまい、起きた時の立ちくらみ、やる気が出ない、だるい、腹痛、食欲不振などが起立性調節障害の症状として見られます。
朝から起きれないだけではなく、頭痛がして頭痛薬も効かず、ダラダラして食欲もない様子なら起立性調節障害の可能性もあるんです。
症状が仮病と似ている所もあるため、本人はかなりひどい状態なのに親はさぼり癖と思ってしまうこともあります。
このような状態が数日で治まるなら違うかもしれませんが、ほぼ毎日なら起立性調節障害を疑った方が良いのです。
どうすれば良くなるの?
起立性調節障害の詳しい話や治療方法については、以下の記事でご紹介しています。
ちゃんと対策方法がありますし、きっとよくなると思うので、ぜひ読んでみてくださいね。