あなたは、しゃがんで立つ、もしくは急に立つと、立ちくらみや、めまい、耳鳴りが起こることはありませんか?
なんとか倒れることはなくても、毎回急に立つとクラクラする場合、いつか本当に視界が真っ白になって倒れてしまうのか、不安にもなると思います。
実はそれは、ある病気が原因かもしれません。
とくに、めまいや耳鳴り、立ちくらみが朝や午前中におこるなら、その可能性はますます高くなります。
急に立つとめまい、耳鳴り。でも、周りは理解してくれない…
ある中学生の男の子は朝になるとめまいがしたり耳鳴りがしたりして、朝起きられないことがあります。
しかし、周りはその状況をよく理解してくれ、一番仲の良い友達はよく連絡をしてきてくれます。
一時間目の授業に出られないことがあるので、そんなときはしっかりノートをとっといてくれたり、どんな実験をしたのか後からちゃんと説明してくれたりします。
朝起きるとくらくらして急に倒れそうになってしまうので、なかなか一時間目から授業に出ることができないのです。
でも、その友達は朝に思うように動けないことをよくわかってくれて、ほかの生徒たちが、あいつは怠けているとか、朝寝坊は情けないとか言うときにかばってくれます。
ただ、そんな理解のある友達がいるからこそ、迷惑をかけたくないと強く思うのです。
そして、前よりももっと朝からきちんと学校に行きたくなりますし、その友達と一緒に通学したり授業を受けたりしたくなります。
その気持ちが強くなればなるほど、朝からきちんと動けない自分がつらくなってしまうのです。
この朝のめまいや立ちくらみの原因がいったい何なのか知りたいと思っています。
朝にベッドから立つと、めまいがする
高校二年生の女の子は一年ほど前から体調が悪くなり、道路を歩いている途中で目がちかちかして視界が真っ白になりしゃがみ込んでしまうと言うことが何度かありました。
特に、午前中にこの症状が出るようになり、朝起きるときなどは、ベッドから一度は立ってみるもののすぐにクラッと倒れそうになってしまいます。
母親と一緒に病院に行こうと思うのですが、親はなかなか理解してくれません。
夜遅くまでスマホをいじって友達とメールしているんじゃないのとか、スマホやタブレットばっかりいじっているから目がさえて夜寝られなくて朝起きづらいに決まっていると言われてしまいます。
最初のうちは自分でも怠け癖が出ているのかもしれないと思い、頑張って朝起きてみたり、夜も10時頃には布団に入ったりしていました。
努力すれば、多少の立ちくらみはあっても朝は起きられていたのですが、最近は本当につらく、3週間ほど学校にまともにいくことができていません。
夜は引き続き早く寝るようにしていますし、大学受験に向けて勉強もしているのでスマホなどもほとんど使っていません。
なんとかこの症状が良くなっていくことを願っているようです。
しゃがんで立つと立ちくらみ。原因は貧血じゃなくて…
こういった症状が見られると、本人が不安になりますし焦ってしまいます。
早く原因が知りたいと思いますが、なかなかぴったりの診断というのはないものです。
急に立つと倒れそうになる事や立ちくらみがしたり、めまいや耳鳴りがして、朝から動けないというのは一般的には、貧血と診断されることがあります。
鉄分不足や血液不足で貧血になってしまうことはよくあることなので、この診断が一番多いでしょう。
または、不整脈と診断されることもあります。
不整脈の場合は心臓の薬などを飲んでいたり、普段から息切れしたり疲労感を感じている人に発症することがあります。
また、不整脈の場合は立っているときや寝ているときなど姿勢に関係なく、めまいが生じるのが特徴です。
そういったことを考えると、今回の朝寝ている状態から起きるのがつらいというケースは不整脈とは必ずしも言い切れないでしょう。
もしあなたが、特に調子が悪いのが午前中だったり、食欲もなかったりする。
または乗り物酔いになりやすかったりお風呂に入っているときに気分が悪くなったりする。
もしくは以下のような症状にも心当たりがあるなら…。
それは貧血でもなく、起立性調節障害なのかもしれません。
起立性調節障害であればちゃんと対策をすれば良くなりますので、安心してください!
その方法などは以下の記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ読んでみてください。