多くの方は、朝は気持ちよく目が覚めて、夜になるにつれ眠くなっていきます。
ただ一方で、朝や昼間はだるいのに、夜になると元気になる人もいます。
午前中のだるさは人によっても様々で、頭痛がする人、お腹が痛くなる人、うつっぽくなる人、ひたすらしんどい人、体調不良になる人などもいます。
でもこれ…もしかするとある病気が原因かもしれないんです。
朝は辛いけど夕方になると元気になるなら、ぜひこの記事を読んでみてください。
きっと夜だけじゃなく、朝から調子が良くなるはずです!
朝や昼間がだるくて、学校に行けなくなった…
全日制の高校に通っている高校2年生の女の子ですが、昨年の秋頃から体調を崩して学校を休みがちになっていまいました。
原因は、どうしても午前中は調子が悪く、学校に行けないという状態が続いていたからです。
朝起きようとするのですが、目も開けられないほどだるく、無理矢理起き上がってもお腹が痛かったり吐き気がしたりして、動くことができません。
夕方あたりになると、少しずつ吐き気が収まってきて食事をすることができるようになり、夜は朝のしんどさが嘘のようにすっきりして集中力も高まります。
通っている学校が進学校なので、夜のうちに勉強はするのですが、どうしても次の日に起きることができず、最近は学校を休みがちになっています。
だいたい週に2日ほど午後から授業にでられればいい方で、ときには1週間一度も学校に行けないということもありました。
病気のことは親と先生しか知らず、友達には話していませんが、友達からは怠け者だと思われているので、なかなか打ち明けることができないでいます。
大学にきちんと進学したいので、通信制の高校に切り替えるかどうか悩んでいます。
朝は起き上がれないほどつらいのに、夜になると体調が良くなる…
同じく高校二年生の女の子は昼過ぎまで起き上がることができない状態に苦しんでいます。
夜は楽になるのですが、昼間はどうしてもめまいがして起き上がることができません。
体調が良いときは、座ることもできるのですが、しばらく座っていると血の気が引いてきて、横になりたくなってしまいます。
こんな状態なので、ほとんど学校に行くことができず、気分が良くなる夜に、友達が持ってきてくれた授業のノートなどを見て勉強しています。
ただ、問題なのは担任の先生がこの女の子の状況をよく理解していないと言うことです。
朝にしんどくて起きられないというのをわかってはくれるのですが、夜に電話をしてきて、なんとか明日は学校に来られないかなとか、先週は学校に一日だけでも来られて良かった、元気そうで安心したなどと言ってきます。
悪気はないのかもしれないですが、そんな電話を毎日聞いていると、元気そうなのに自分はサボっているから学校に行っていないと思われているような気がしますし、学校に行きたくないと思っていると決めつけられているような気がします。
先生に本当の症状をわかってもらうためにも、原因をはっきり知りたいと思っています。
昼間だるいのに朝元気。その原因はこの病気?
夜は楽で朝がしんどい場合、考えられる病気の一つが橋本病です。
橋本病とは、首にある甲状腺という器官が炎症を起こし、正常に機能しなくなる病気です。
橋本病は、甲状腺に炎症が起きているのですが、その炎症がどうして起きてしまうかというと、自己免疫という問題によって起きています。
通常であれば、免疫というのは外のウイルスなどから体を守るために働くのですが、自分の体を攻撃してしまうことがあります。
いわゆる免疫センサーが体の外ではなく中に向かって反応してしまっているのです。
特に、橋本病の場合は、免疫センサーが甲状腺に反応してしまい、そこを攻撃するので炎症を起こしてしまうのです。
そうすると、だるくなったり、朝に調子が悪くなったりしてしまいます。
ただ、この病気は出産や過度のストレスなどによって引き起こされ成人女性に多いと言われています。
ですから、十代の頃に朝のしんどさと午前中の食欲不振などがあるなら、起立性調節障害の可能性が高いです。
起立性調節障害には以下のような症状もあります。
もし1つでも当てはまるのであれば、起立性調節障害を疑ったほうが良いですね~。
そして起立性調節障害は意外と簡単に対策できるので、ちゃんと対策をして「すごく朝が楽になりました!」という方も多いんです。
なので、ぜひ起立性調節障害の対策を初めて見てください。
起立性調節障害の詳細については、以下の記事をどうぞ。