起立性調節障害はまだ知名度が低く、怠けているとかやる気がないと誤解されがちです。
また症状がうつ病の症状にも共通するところが多く、うつ病なのでは?と思い込む事も少なくありません。
しかし起立性調節障害とうつ病は全く違うものです。
・うつ病でも夜眠れない事がある
うつ病の症状にも夜眠れなくなる、昼と夜の生活が逆転してしまうという症状があります。
うつ病の原因もストレスですし、ストレスにより自律神経のバランスが崩れるので、全身に様々な症状があらわれます。
うつ病かどうかをチェックするリストがありますが、これは起立性調節障害にも当てはまります。
夜なかなか寝付けない、朝体が重く倦怠感がある、食欲低下、朝に弱く夜になると調子が良くなる、趣味を楽しめなくなる、集中力が低下する、イライラする、憂鬱な気持ちになる。
これがうつ病のチェックリストですが、実際には起立性調節障害の症状にもほとんどが当てはまります。
起立性調節障害を知っていれば、もしかしたらうつ病ではなく、起立性調節障害かもしれないと思えるのですが、あまり知名度がないためうつ病と思い込む事が多く、さらにチェックリストを試してみた時、多くの項目が当てはまるので、自分でもうつ病だと思い込んでしまうのです。
では、この病気はどんな症状が…?
・起立性調節障害の症状
起立性調節障害の症状も見てみましょう。
起立性調節障害にもチェックリストがあり、それに当てはまる項目が多いほど可能性が高くなります。
立ちくらみやめまいがひどい、立ち上がった時に気分が悪くなる又は失神する、動悸や息切れ、朝起きられない、食欲不振、頭痛や腹痛、乗り物に酔いやすい、イライラしやすい、気分が落ち込む、朝は弱いのに夜になると元気になっている、などがあります。
特に朝弱く夜になると調子が良くなるというのは、うつ病にも見られる症状です。
違いを上げるとするなら、夜に調子が良くなるのは同じでも、うつ病の場合はテレビを見て笑ったり、興味があった事にも興味を示さなくなったりします。
しかし起立性調節障害の場合は、朝はぐったりとしていても午後にはかなり回復していて、テレビを見て笑ったり、趣味やゲームを楽しむ様子が見られます。
もしもこれに当てはまっているなら、うつ病ではなく起立性調節障害の可能性が高いと考えられます。
二つの病気…どうすればわかる?
・うつ病か起立性調節障害かの見極め
起立性調節障害の事を知らず、うつ病だと思い込み、うつ病の治療をしても根本的なところが違うため効果は期待出来ません。
うつ病の治療には抗うつ薬を使用する事がありますが、起立性調節障害の子供に抗うつ薬を使用すると、血圧を下げてしまうので返って症状が悪化する恐れがあります。
素人では判断が難しい部分もあるため、症状だけで決めつけずに、医師の診察を受けて原因を確かめそれぞれに適切な対処をする事が重要です。
うつ病か起立性調節障害かの診断でも、チェックリストを使う事はありますが、さらに起立性調節障害に起こりやすい症状からも見極めができます。
立ち上がったり起き上がったりした直後に立ちくらみやめまいが起こり、25秒以上経過しても症状が回復しない、体を起こしているのが辛く横にならないといられない、というような場合は起立性調節障害の可能性が高いと言えます。
起き上がってから10分経過しても、収縮血圧が寝ていた時の15パーセント以下、20mmHg以上の血圧低下がある場合も、起立性調節障害の判断基準になります。
いずれの場合も病院で検査を受ければ、病名ははっきりしますので、最初からうつ病と決め付けるのはとても危険な事と覚えておいてください。
起立性調節障害は小学校高学年から中学生に多く見られる障害です。
原因がストレスというところも、うつ病とよく似ていますから勘違いしやすい部分があるのは否めません。
しかし夜の状態を見ると明らかな違いがありますから、朝起きられない、夜なかなか眠れないという症状だけで判断する事のないよう注意すれば適切な対応ができます。
まずは市販の栄養ドリンクがおすすめ
起立性調節障害は初めにも言った通り、まだまだ全然知られていない病気もあって、病院でさえ正しく診断してくれるか怪しいのが実際です。
なので、個人的にまずはお勧めしたいのが、憂鬱な気分にも朝起きれないのにも良い栄養ドリンクを試してみることです。
薬ではないので副作用もありませんし、私たちに足りない栄養…例えば気分が落ち着く栄養や夜に自然とウトウトする栄養が含まれているので、お勧めです。
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