友達が起立性調節障害になって、学校に時々しか来なくなってしまうととても心配になります。
自分がなったことがない病気になった人のことを理解することはとても難しいですし、どんな風に友達に接したらいいのかわからなくなってしまいます。
どんな言葉をかけたらいいのかとか、どんなことはしてはいけないのかなどを知りたいと思うことでしょう。
では、起立性調節障害に苦しんでいる人に、したら良いことや、してはいけないことを少し考えてみましょう。
あなたが友達にして良いこととは?
・チャットをする
学校に思うようにいけない友達は、ストレスを抱えていますし、学校でも家でも自分には居場所がないと感じているものです。
学校には行きたいと思うのに、朝起きると体がだるいですし、割れるように頭が痛いこともあります。
ときには、お腹が痛くて痛くて、お昼ご飯も食べられないこともあるのです。
家族も最初のうちは心配してくれていましたが、だんだん長引いてくると、今日もどうせ学校に行けないんでしょ、という目で見ているような気がします。
だんだんと家にいても居心地が悪くなってきたり、家族に心配をかけて申し訳なく思ったりしてくるのです。
しかも、学校にしばらく行けなくなると、もう学校の友達は自分のことを忘れてしまっただろうとか、自分は引きこもりになったと思われているんじゃないかとか、良くないことを延々と考えてしまうようになってしまいます。
そんなときに、友達とチャットができると、外の誰かとつながっている安心感を持てたり、自分のことをしっかり見てくれている人がいると感じることができるのです。
・友達を認めてあげる
では、チャットをするときにはどんな内容で話したら良いのでしょうか。
友達はチャットをすることによって、家にいるストレスを解消したり、気を紛らわしたりすることができているので、深刻な内容や相手を励ますような内容は含めないようにしましょう。
学校に来てほしいとか、会えなくて寂しいとか、こういった文章は相手にプレッシャーをかけてしまうことがありますし、本人が一番学校に行きたがっていたり、寂しく思っていたりしているので、気分をより一層落ち込ませてしまいます。
むしろ、友達の病気と関係のない、ドラマやゲームの話や、学校での出来事などを話すようにしましょう。
最初に、他愛もないことを話していると、友達は心がリラックスして、本音をぽろっと言うことがあるかもしれません。
自分は頑張れていないからだめなやつだとか、怠け者だとか言うことがあるかもしれません。
そんなときには、そんなことはなく、学校にいけないのは病気のせいなんだと教えてあげてください。
自分でもそのことをわかっているはずですが、第三者から当たり前のことを言葉にして言ってもらうことが大切なのです。
今、友達がすべきことは病気を治すことで、学校に行くことが最優先ではないことを伝えて、相手を認め、相手を安心させてあげましょう。
友達に○○を伝えてあげましょう
・愛情を伝える
大切なのは、あなたが友達のことを思っていると伝えることです。
起立性調節障害は自律神経や交感神経などの体の器官が正常に働かない病気で、精神的な病気ではないのですが、精神定なストレスと密接な関係があります。
それで、治療の中には薬を使ったり加圧バンドを使ったりする物理的なものがありますが、メンタルの負担を取り除いてあげる精神的な治療もあります。
それで、友達から、自分が思われているという安心感や心のぬくもりというのは、心からストレスを取り除く上でとても重要なことです。
そして、愛情を伝えることに加えて、友達が自分にとって大切な人であることを感じられるようにもしてあげましょう。
例えば、あなたの悩み事や心配事を相談してアドバイスを求めてみましょう。
そして、話を聞いてくれたことや、アドバイスをくれたことに感謝してみましょう。
そうすると、友達は、起立性調節障害という病気がありながらも誰かの役に立てていると感じて自信を持つことができます。
これらのポイントをいくつか当てはめてみて起立性調節障害の友達に接してみてください。